杉並区荻窪の歯科医院 医療法人社団東京哲翔会 定村歯科医院 院長の定村正之です。

12月22日の冬至に向け、少しずつ昼間の時間帯が短くなってきていますね。夕方になるとすっかり日が落ちてしまうこの季節は一日の時間が短くなったようにも感じます。
新型コロナウィルスは、日本ではすっかり感染者数が減少しておりますが、世界に目を向けると新しいタイプに変異したウィルスによる感染拡大が起きています。経済にも多大な影響が出ている模様で、株価や資源価格などの変動も大きくなっているようです。また、海外への渡航も再び制限が厳しくなってきています。この影響が早く収束し、安定的な平和な世界が早く戻ってくることを祈るばかりです。

人類歴史を振り返って、過去のパンデミックとの比較論も多く見るこの頃ですが、悲観論もあれば楽観論もあり、誰にも未来が見通せていない状況に感じます。日々、免疫力を下げないように気を付ける事や、体力の向上を目指すことで自分自身や家族の健康を守っていく事が重要ではないかと感じます。医院では引き続き、感染予防対策を強化・継続し、患者様方に安心してお越しいただけるよう努めてまいります。

 

免疫の話題の流れで・・・。
免疫を語るうえで「抗体」の話は避けて通れないところですが、世界の歴史の中で「抗体」が発見されたのは1890年だそうです。その後1901年にジフテリアに対しての血清療法が評価され、ノーベル賞受賞となった歴史があります。
ただ、人類はもっと古くから一度かかった病には2度目はかかりにくいということを経験則レベルで感じており、免疫という言葉自体はないものの、そのような人体の働きがあることは察せられていたようです。そして、この理解を具体的に解明する研究が進み「免疫」という「外敵から体を守るシステム」が解明されてきたようです。

免疫を獲得するための一つの手段としてワクチン接種という方法がうまれ、様々な病気の予防に力を発揮してきましたが、今回の新型コロナウィルスに対してのワクチンに関しては、様々な見解が聞かれており、受け止め方も様々ですね。
変異を続けるウィルスに対して、ワクチンは万能とは言い切れず、結局のところ自分自身の体力を上げ、免疫を高く保つということが重要になってくるかと思われます。ワクチン接種を済ませていようが未接種だろうが、とにかく各自の体質に合った免疫力向上のための取り組みをしっかりとやることが重要ですね(ワクチンで高めた抗体も時間と共に減少していきます。

 

しっかり心身を休める事や、体に合った食材を取り入れる事、ストレスをため過ぎないようにリラックスする時間を持つこと、体を冷やし過ぎないようにすること(低体温は免疫という側面からはマイナス要因になるようです)等々に気を付けて健康に過ごしていきたいものです。また、身辺を整理整頓し、清潔な環境で生活することを意識し、その結果、気持ちの面でも気分よく爽やかに過ごせようになると思います。大掃除の季節ですので例年以上に住環境や職場環境を整備するように見直してみようかと思っております。

 

何かと忙しくなるこの季節、無理な予定を立てないように気を付けながら、前向きな気持ちを忘れずに日々過ごしていきたいものですね。

 

では今月もどうぞよろしくお願いいたします。

 

医療法人社団東京哲翔会 定村歯科医院

理事長 定村正之

医療法人社団 東京哲翔会