新春のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
皆様方におかれましては、健やかな新年を迎えられたこととお喜び申し上げます。
旧年中は、医院に関わる多くの方々に支えられ、充実した1年にすることが出来たこと、感謝申し上げます。
お陰様で、大変穏やかな気持ちで新年を迎えることが出来、今年も1年、前向きに進んで行こうという気力に満ちた新春を過ごしております。
少々振り返りますと、個人的には、歯科医師としても、経営の責任者としても反省すべき点があり、100点満点をもらえるような年ではなかったと受け止めております。個人面での行き届かなかった部分を周囲の皆がうまくフォローしてくださったこともあって、総合的には良い形になったと受け止めております。これも、医院スタッフを中心とした協力体制が少しずつレベルアップしてきたことの証ではないかと感じております。
また、2017年11月には医院移転から5年という区切りを迎えることが出来ました。スタッフと共に、5周年を祝えたことは非常に良い思い出です。この5年を振り返り、医院内の変化はもちろんですが、歯科業界を取り巻く変化の激しさ、また、社会全体の変化の激しさを痛切に感じております。
世の中の変化は、指数関数的に加速度を付けて早くなっているように感じます。歯科の世界においても、手が届かないと思われていた医療機器があっという間に普及していくという事実や、医療技術の進化のスピードなどを目の当たりにし、ちょっとでも休んでしまうと、あっという間に時代遅れの医院になってしまうという危機感を感じざるを得ません。
また、世の中全体がグローバル化、AI化などで日々の暮らしの中にも、その変化を感じることが増えてきております。今までの居心地の良い限定された世界で生きていこうと思っても、狭い世界の常識だけでは通用しなくなってきている事を様々な面で感じております。
歯科治療においても、日本国内の特殊な健康保険制度という枠の中だけを考えるのではなく、世界標準の医療を学び、技術を取得し、サービスしていくことが求められる時代になったように感じます。これからの歯科医療サービスは、保険診療か自費診療かという区分けで診療手段を選ぶのではなく、本当に正しい医療を適切にサービスできる環境を整えていかないといけない時代が訪れたことを感じております。
今年も、多くの変化や進化を体感し、焦ったり、戸惑ったりすることも多々あると思いますが、世の中の変化にうまく乗っていくように、柔軟な対応力で医院を成長発展させていきたいと思っております。
皆様方におかれましても、今年1年が実り多き年となりますことを祈念し新年の挨拶とさせていただきます。
医療法人社団東京哲翔会 定村歯科医院
理事長 定村正之