こんにちは、杉並区荻窪の歯科医院 医療法人社団東京哲翔会 定村歯科医院 院長の定村正之です。

南から梅雨入りが始まり、関東地方も爽やかな季節から徐々に梅雨の湿気を感じる季節に変化してきましたね。6月になると、晴天の日は夏のような暑さにもなるので、気温や湿度の変動に気を付けて、特に熱中症対策には気を配らないといけませんね。来院してくださる患者様も、外と院内の温度差で急に汗をかいたり、エアコンで寒さを感じたりする方もいらっしゃるかと思います。御来院の際は、気になる事があればどうぞ遠慮なくお申し出ください。

最近では、来年開催の東京オリンピック・パラリンピックのチケット販売がニュースになっていました。世界的な大会が東京で開催されるという事で、今から交通規制やセキュリティ対策の話も出ています。心配事もありますが、純粋に世界のトップアスリートが東京に集まって世界一を競い合う事を想像すると、開催が待ち遠しいですね。日本勢にも是非、地の利を生かして活躍してもらいたいところです。
そして、景気の話も良く見聞きするような気がします。東京オリンピックが終わってもその先の大阪万博があるから、日本の景気は当分安泰だという意見もある一方で、前回開催の東京オリンピック時と同様に、オリンピック後には不景気がやってくるという予想も耳にします。経済の話は、この複雑な現在の状況を見れば見るほど先が読めませんし、オリンピックの開催があるという事や、ニュースの数字だけで良い悪いという判断も出来ないところです。

ただ、経済の事を考える時、私が小学生や中学生だった頃(もう30年位前ですね)には想像もできなかった状況になっている現在が、果たして普通の状況なのかどうかは考えてみてもよいように思います。
会社に入って、40年しっかりとお勤めしてものんびりと引退する人が少なくなりましたね・・・。赤ちゃんを産んだ半年後には、常勤で職場復帰!などという事も珍しくないご時世ですね・・・。高齢者の一人暮らしも今ではすっかり普通の事になっていますね・・・。昔は珍しかった病気が、今では多くの日本人を悩ませる病気になってきていますよね・・・。医療費が日本の国家予算を圧迫しているというのも気になります。

このような変化は、急に変化したのではないと思うのですが、気が付いたら今の状況を普通に受け入れている自分がいた・・・という感じです。

様々な便利なものが身近になってきた一方で、仕事に対する考え方、健康や家庭というものに対する考え方が大きく変わった30年なのだろうと思います。それが良いことか悪いことかは、もっと先になってみないとわからない事のように思いますが、この社会の中で仕事をして、生活をしていく限りにおいては、受け入れていくしかないですね。

成長社会から成熟社会に入り、今後は仕事の仕方や、人生の価値観もますます変化していくように思います。今までの価値基準に縛られない何かが必要になるかもしれませんね。私たちの仕事は、基本的にはアナログな手仕事です。対患者様という点においては、30年前も今も基本的な姿勢は一緒です。そのようなことを踏まえつつ、社会の中でのポジションというものも考え、また、時流の変化も考え、仕事を少しでも遣り甲斐の大きなものにしていきたいと思っております。
基本的には今まで通り、しっかりと技術や知識を蓄え、患者様にきちんと向き合っていくという事になると思っています。

最後に個人的な話ですが、先日友人から指摘されて気が付いたのですが、なんとこの6月で、私が定村歯科医院を引き継いで20年が経過する事となりました。あっという間で自分でもびっくりです。
21年目の抱負というわけでもありませんが、21年目も今までと同じ気持ちで仕事に向き合っていく事で、一緒に働くスタッフや患者様の期待に少しでも応えられるようにしたいと思っております!

という事で、今月もどうぞよろしくお願いいたします。

医療法人社団東京哲翔会 定村歯科医院
定村正之

医療法人社団 東京哲翔会