明けましておめでとうございます。

杉並区荻窪の歯科医院 医療法人社団東京哲翔会 定村歯科医院 院長の定村正之です。

 

旧年中は、多くの患者様に医院をご利用していただきましたこと、医院スタッフを代表して感謝申し上げます。また、医院の運営にご協力いただきました多くの業者様にも感謝申し上げます。

 

医院移転から無事に7年経過しました。その間、医院の改装や医療設備の充実化、スタッフの増員などを積極的に行い、患者様にとって少しでも品質の高い医療を提供するように心がけ、働くスタッフには安心感と希望を持って仕事に取り組んでもらえるようにと工夫してまいりました。順風満帆かと言えば、山あり谷ありで、思うようにいかないこともたくさんありましたが、長期的な視点では着実に成長してきたことを実感しております。

 

近年、歯科を特集したマスコミ情報が多く見受けられますが、その中でよく出てくるフレーズに「日本全国の歯科医院の数は、コンビニの数よりも多い!」というものがあります。コンビニと歯科医院を比較することに多少の違和感を覚えますが、確かに街中で多く目にするコンビニの数以上の歯科医院が日本全国にはあると考えると、すごいことですね。

 

コンビニ大手のセブン‐イレブンには理想の店を実現するための4つの原則というものがあるそうです。歯科医院にも当てはめて考えられることですので紹介いたしますね。

  1. フレンドリーサービス
  2. クリンリネス
  3. 品揃え
  4. 鮮度管理

 

という4原則です。これを徹底することで「お客様の心にストアロイヤリティが形成される」ことで公表されています。当たり前に感じる事ですがこれは意外に奥が深く、難しいことだと思います。

 

「フレンドリーサービス」とは、歯科に例えれば、患者様や業者様にはきちんとした挨拶と愛想を持って親しさと礼儀正しさを込めて接することになります。また、スタッフ同士でもお互いを尊重し、礼儀正しさと尊敬の意を持ってあいさつを交わすこととなると思います。スタッフ間、患者様との関係の中で安心感を与え、信頼される人間関係を作り上げるためには「フレンドリーサービス」の徹底が重要になりますね。

 

「クリンリネス」とは清潔感、という意味合いになります。歯科医院に例えれば、医院の内外からお手洗いまで常に清潔に保ち患者様をお迎えするという事になります。汚れを見つけたらすぐに掃除をする事が重要になります。どんなに忙しくても掃除が行き届いていない状況では、患者様からの信頼を失ってしまう可能性があります。また、医療ですので、使用する医療機器の滅菌などの徹底も手を抜くことは許されません。セブン‐イレブンのオーナーの中には「店の汚れは、その店のオーナー、店長、そして店の人たちの心に溜まった垢である」とまで言われる方もいます。

 

「品揃え」と「鮮度管理」は、歯科医院に例えると患者様の要望する歯科治療サービスがいつもきちんと提供されるという事になります。一般的な歯科治療を提供するというだけではなく、常に時代の流れを勉強し新しい医療技術や医療機器を揃え、勉強し、より良い歯科治療を提供するという事になるかと思います。変化の速い医療技術や機器ですので、機敏に対応することが求められます。

 

この4原則を歯科医院の日々の業務の中でも徹底できるように、医院スタッフ一同、気持ちも新たに取り組んでいきたいと思っております。

 

年々世の中の価値観が「お金」から「時間」や「健康」という方向にシフトしているように感じております。歯科医療サービスを通じて皆様の「健康」をしっかりとサポートしていけるようにすることはもちろんですが、働くスタッフや自分自身の「健康」にも留意したいと思っております。

 

健康に関しては様々な情報がありますが、医学博士の石原結實先生のコメントに面白いものがありましたので最後に少し紹介いたします。

 

石原先生は世界各国の長寿エリアを実際に訪れ、長寿の研究を行ってきたことが知られております。その石原先生が多くの方を診察する中で気が付いたという事でお話されていた内容です。

それは、地位や名誉のある方ほど、「謙虚、感謝の心」を含めた「利他の精神」にあふれているという事です。そして実際に「利他」や「感謝」をする事で人間を幸せにする体内から出されるホルモン量が増え、人間を幸せに導くという事が分かってきたと言われております。石原先生が診察してきた一流と呼べる人々が皆様謙虚で、「感謝」の心にあふれ、「利他」を実践されていたことは偶然ではない、とおっしゃられております。

「感謝」の気持ちは「助け合い」や「親切にすること」という行動に結びつきますが、「何事にも感謝」の気持ちで過ごすことで副交感神経(リラックス、休息の神経と言われる自律神経)が優位になるとの事です。

また、日々の生活の中で「利他」を実践することで幸福感を感じる機会が増え、与えた相手はもちろん自分自身も健康が増幅するという事です。

 

この1年は自分自身の健康の為にも「感謝」と「利他の精神」を忘れずに過ごしたいと思います。皆様もぜひ実践してみてください!

 

では、患者様はもちろんの事、医院に関わる全ての方にとって良い1年となるように心から祈念して新年のあいさつを締めくくりたいと思います。

 

医療法人社団東京哲翔会 定村歯科医院

理事長 定村正之

 

医療法人社団 東京哲翔会