インプラントの院内研修会から感じたこと
こんにちは。杉並区荻窪の歯科医院 医療法人社団東京哲翔会 定村歯科医院 院長の定村正之です。
2月は暖かな日も多くあり、春の装いで外出できるくらいの日も続きましたね。暖かいことは嬉しいのですが、花粉症の方にとってはちょっと辛い季節が早まってしまったようで、医院のスタッフの中にも花粉症で苦労しているメンバーを散見しております。ただ、今は様々な花粉症対策が選択できるようですので、自分に合った対策を取ることで症状を和らげることも出来るようですね(私自身は、幸い花粉症は軽度なのであまり辛い季節ではありません)。
スギやヒノキの花粉がとくに有名ではありますが、花粉症と言っても花粉の種類によって様々な季節に発症するようで、今や1年中花粉症の無い季節はないといわれていますね。歯科診療でも、鼻や目が気になってしまうと治療が辛く感じてしまうようですので、症状がひどい方は治療する時期をずらすことも可能ですので受付などでお気軽にお申し出くださいね。
都内ではまだ新型コロナウィルス感染拡大を受けての緊急事態宣言が続いておりますが、PCR検査の陽性者数も一時期に比べるとかなり減ってきているようで、このまま少しずつでも落ち着いていってもらいたいものです。医院では、引き続き感染予防強化体制を持続し、御来院いただく患者様はもちろん、一緒に働くスタッフにも安心していただけるよう努めてまいります。
さて、医院のニュースですが先月、希望される先生方に集まっていただきインプラントの院内研修会を開催しました。研修会では、いつもインプラント治療を全面的にサポートしていただいております株式会社デンツプライシロナ様のお世話の下、インプラント研修会I.O.R.を主宰されております竹下賢仁先生をお迎えし、実習を交えての濃い内容の研修を行うことが出来ました。研修では、インプラントを行う歯科医師の心構えから始まり、最新のインプラント臨床データを基にした治療技術や新しい知識などを丁寧に説明していただきました。実習では、外科処置の勘所をマネキンに取り付けた額模型を使用して説明していただき、各ドクターも実習を通じて様々な学びを得たことと感じております。
歯を失うことで様々な不具合が生じることや全身への悪影響が懸念されることは、多くの患者様はご理解いただける事かと思いますが、その治療方法としてのインプラント治療に対しての知識はまだまだあまり知られていないことが多いと感じます。なんとなくインプラント治療が怖い、とかマスコミで見聞きする情報に惑わされてしまっている患者様も多くおられます。また、高年齢ということでインプラント治療は無理とあきらめてしまっている患者様もおられます。
実際には、インプラント治療には年齢による制約はほとんどなく、高年齢の患者様でも多くの方がインプラントによって噛める喜びと健康を手に入れてくださっています。当院でも、昨年90歳オーバーの患者様へのインプラント治療を行い、喜んでいただくことが出来ております。他にも80歳以上の患者様でも多くの方がインプラントによる欠損補綴治療を受けていただいております。入れ歯での限界を感じている患者様や、健康な歯を削りたくないという方にはインプラントを一度検討してみる価値はあると考えております。慎重な診査診断の上、患者様一人一人に合った治療プランを説明いたしておりますので、お気軽にお問い合わせくださいね。
なんだかインプラントの話ばかりになってしまいましたが、当医院では、インプラント以外にも様々な方法で歯の欠損を補う治療を提供しておりますので、もし歯を抜いてしまってそのままになっているとか、歯がぐらぐらしていてよく噛むことが出来ない等の問題がありましたら、ご希望や質問にお答えしながら患者様に合った治療を提案させていただくように心がけておりますので、ご相談くださいますようお願いいたします。
では今月もどうぞよろしくお願いいたします。
医療法人社団東京哲翔会 定村歯科医院
理事長 定村正之