杉並区荻窪の歯科医院 医療法人社団東京哲翔会 定村歯科医院 院長の定村正之です。

 

異常気象や新型コロナウィルス感染拡大など、思うようにいかない環境下での夏も季節は静かに秋に移ってきていますね。夜の7時くらいまで明るかった空も徐々に日が短くなり、秋の夜長ではないですが、日が落ちてからの落ち着いた時間帯をゆったりと過ごすのが快適な季節になってきたように感じます。

 

この時期は秋の味覚も楽しみの一つですね。多くの美味しい食材が季節の移ろいと共に食卓をにぎわすことと思います。ホームケアはもちろんですが、定期健診などを活用してしっかりと口腔ケアを行い、充実した食生活を満喫してもらえるよう、様々なサポートをしていこうと思っております。

 

過ごしやすい季節になると、外出しやすくなることも影響するのかどうか、これまで延期してきた大掛かりな治療をスタートされる方もちらほらと出てきます。歯の機能は、上下の歯(上下それぞれ14本ずつあるのが正常です)が適正なポジションで咬合することで十分に発揮されるのですが、長期間、歯の欠損を放置してしまっていた場合や、お口に合わない入れ歯やブリッジを長年使っている場合には、噛み合わせが正常な位置から少しずつずれてきてしまい、歯だけでなく、顎の関節や、顔や肩回りの筋肉にその歪みが生じることもあります。さらに様々なストレスなどが原因で噛みしめや食いしばり、歯ぎしりなどがある場合には、余計にその歪みが強調されて表出してきます。

 

「まだ痛くないから大丈夫!」とか、「片方でも噛めるから大丈夫!」などの考えは、中長期的には口腔や全身の大きなトラブルに発展する問題になりかねませんので、何か小さな異常でも気がついたら気軽にご相談ください。大掛かりな治療を行うことになる方も、振り返れば最初は小さなトラブルから始まっている方がほとんどです。早期の適切な治療介入は、患者さんにとっても、我々歯科医院側にとっても、良い結果に到達するための大切なポイントと考えております。

 

国内の多くのエリアで緊急事態宣言も解除され、少し気持ちも緊張感が解放されつつありますが、日々の生活の中で気を付けるポイントはしっかりと守るようにして、再び感染が広がらないようにしたいものですね。
院内も、スタッフ間、患者様との対面の中では特に衛生面に気を付け、安心して治療にお越しいただけるように引き続き整備していく所存でおります。患者様におかれましては、何か気になる点等がございましたら受付などにお気軽にお伝えください。

 

では皆様どうぞ心身の健康に気を付けてお過ごしください!

 

今月もどうぞよろしくお願いいたします。

 

医療法人社団東京哲翔会 定村歯科医院

理事長 定村正之

医療法人社団 東京哲翔会