心と身体の健康と前向きな気持ちを大切に
杉並区荻窪の歯科医院 医療法人社団東京哲翔会 定村歯科医院 院長の定村正之です。
この夏は、気象状況が不安定で予想を超える豪雨や猛暑のニュースが日本各地から聞かれた1カ月でした。夏の甲子園も2年ぶりの開催となったものの順延や降雨ノーゲームなど雨に祟られた大会でしたね。まだまだ暑さも厳しく、この先には台風シーズンもあるので思わぬ自然災害が発生することの無いように祈るばかりです。
そのような中、東京オリンピック・パラリンピック2020が開催され、世界中のアスリートがたくさんの感動をプレゼントしてくれました。新型コロナ感染拡大という状況の下、様々な工夫や選手団たちへの徹底した感染対策などを施しての開催でしたが、無事に予定通り運営出来たことが何よりもうれしいことですね。無観客だったこともあり、ライブ感に欠ける印象もありましたが、それでも画面越しに観た選手たちの熱い戦いは本当に見応えがありました。
8月の医院は、スタッフがローテーション制で夏季休暇を取るスタイルにしていたので、特別な夏季休診もなく、粛々と診療を行っておりました。都内は緊急事態宣言下であることもあり、不要不急の外出は抑制を求められている中ではありましたが、口腔内の衛生状態を健全に維持することの意義も世の中で周知されつつあり、歯科受診を控える動きはあまり感じられない状況となっております。
コロナウィルス(新型・変異型に限らず)は、口腔粘膜(歯肉や頬粘膜、舌粘膜など)からの感染が非常に多く、口腔内の衛生状態が良い場合には雑菌も少なく、自然免疫で感染が成立しにくくなります。逆に、口腔内が不衛生であると、雑菌が多いということになり、コロナウィルスも増殖しやすい環境になり、結果、感染発症しやすくなるという理屈です。是非、口腔内の健康維持増進を意識してホームケアや定期的な口腔内メインテナンスを受けていただくようお願いいたします。と同時に、日々の生活面で心身の免疫を下げないように規則正しい生活や栄養価の偏らない食事を心掛けることも重要ですね。少し疲れたかなぁとか、体調がいつもと違うなぁというようなときには無理をせずに、早めに身体をゆっくりと休ませることで様々な感染リスクを下げることが出来るかと思われます。
基礎体力を向上させるための適度な運動も重要かと思われます(やり過ぎは逆効果ですよね)。エスカレーターやエレベーターを使用する代わりに階段を使うことなど、日常生活の中でもすこし意識的に体を動かすことで体力の維持増進になるといわれています。私も、仕事柄あまり運動量が多くならないのですが、休みの日などに大目に歩くようにし、階段も積極的に使うように心がけています。他には、体の柔軟性も大切ではないかと思っており、あまり柔らかくはないのですが、毎朝少しの時間でも体を伸ばすように心がけております。朝の固まった体をゆっくりとストレッチするのは気持ち良いものです。お風呂上りなどにもできればよいのですが、なかなか習慣にならず朝限定で行っているストレッチですが、何とか日々継続しております。
今回の新型コロナウィルスの感染拡大で、身近な人が感染者になってしまうことも珍しくなくなり、社会全体の健康観、人と人とのコミュニケーションの作法などがより一層変化してきているように感じます。自覚できないストレスも多くあると思います。まだまだ先行きも見えず、不安な気持ちを感じてしまうことも多くあるかと思いますが、不安に思う気持ち自体も免疫を下げるといわれており、何とも難しいご時世になっております。明るい話題や、ほっとする出来事に目を向けて、前向きな気持ちをはぐくみながら日々を過ごしていこうと思います。
では皆様もどうぞ心身の健康に気を付けてお過ごしください!
今月もどうぞよろしくお願いいたします。
医療法人社団東京哲翔会 定村歯科医院
理事長 定村正之