いま、できることを考える
こんにちは、杉並区荻窪の歯科医院 医療法人社団東京哲翔会 定村歯科医院 院長の定村正之です。
このところ、日々感染が拡大する新型コロナウィルスのニュースに注目が集まる毎日です。楽観論と悲観論が入り乱れており、一体どの情報が正しいのか、どのようなことに注意をしないといけないのか、これから先いつになれば鎮静化するのか・・・様々な不安や疑問がよぎるばかりです。政府の対応も様々言われていますが、専門家の意見などを聞きながらのぎりぎりの判断の日々ではないかと察します。責任の大きさ重さを考えると慎重な判断になる事もやむを得ないと思います。
基本的に前向き発想で、人からもポジティブと言われる私ですが、それでも今回の感染騒動は拡大のスピードの速さや、死者が出ている事等を考えると軽くとらえることが出来ません。自分なりに今回のコロナウィルスというものに関して調べてみたのですが・・・
1. 上気道(喉や鼻)でのウィルスの増殖が認められる⇒飛沫感染しやすいという事になりますね
2. 下気道(気管支や肺)でもウィルスは増殖する⇒治癒しにくくなる傾向があるという事になる
3. 感染していて症状が無い場合でも、他人への感染源となりうる⇒ここが感染拡大の大きな理由なのでしょうか
4. 今時点では感染に対して有効なワクチンはない
5. 健康状態に問題が無い人の感染の場合は、無症状か、軽度の風邪症状で自然治癒する
6. 健康状態が悪い人や持病がある方、高齢の方の場合は、感染から重症化するリスクがあり、最悪命に関わる
7. 予防には、インフルエンザ同様、うがいや手洗いの徹底が重要
というような感じになるのでしょうか。また新しい情報が入れば整理していかないといけませんね。
そしてコロナウィルス感染の鎮静化のためには・・・
1. 外気温の上昇に伴うウィルスの不活性化
2. ウィルス自体の変異で感染力が低下する
3. ワクチンが開発される
というようなことが必要だと言われております。ただ、ワクチンの開発には時間がかかりそうですし、ウィルスの突然変異もあてに出来ません。結局、本格的に暖かくなり、ウィルス自体の拡散が減少に転じるのを待つのが現時点での最も可能性が高いシナリオという事になるのでしょうか・・・。
私たち自身も、免疫力を高める事や、加湿・保湿をする事など、ウィルスに負けない為の自己管理を徹底していくしかないですね。免疫力を上げるための手段も人それぞれですので自分に合った方法を探して強い体を作り、無理をしない余裕を持った生活を送ることが大切なのではないかと思います。
世の中は、不安をあおるような情報もたくさん流出しておりますが、実生活を冷静に見つめ落ち着いて行動していきたいと思っております。医院も、様々な衛生備品が入手困難になっており、いつも以上に物を大切に扱ったり、日々何気なく使っている薬品を今一度勉強しなおしたりと、普段できないことに目を向ける良い機会にもなっております。医院スタッフ皆で力を合わせて、協力し合いながらこの難局を乗り越えていきたいと思っております。
暗い話ばかりではいけませんね。明るい話題もあります。
医院には、先月、先々月から新しいスタッフが加入しております。日々増えるメインテナンス患者様への対応を強化していくために、勉強熱心でやる気のある歯科衛生士さんに加わってもらいました。そして4月になると、専門学校を卒業する衛生士が仲間に加わる予定です。新しく加わってくれる衛生士の皆様には早く職場に慣れてもらい、知識と技術を高める段階に早く進んでもらえるようにサポートしていく予定です。
口腔ケアは全身の健康のためにも重要であることは数多くのエビデンスによって周知されてきております。これまで以上に地域の皆様の健康を口腔からサポートできるように皆で頑張っていきます!
では今月もどうぞよろしくお願いいたします。
医療法人社団東京哲翔会 定村歯科医院
理事長 定村正之