むし歯と飲み物
飲み物だけではむし歯にならないと思われていませんか?
これから、熱い夏がやってきて、飲み物を飲むことが多くなりますよね。
甘い飲み物が歯によくないことは知られていますが、それほど砂糖を含んでいなくても、私たちが日常、何気なく飲んでいる飲み物が、むし歯の原因となることがあります。
そこで今回は、むし歯の原因になり得る飲み物をご紹介するとともに、飲み物によるむし歯を防ぐための方法について、ご紹介します。
■むし歯の原因は砂糖だけではないのです!
じつは、むし歯というのは、砂糖などの糖分だけでなく、酸によっても形成されます。
上の図の紅茶飲料より左側にある酸性の強い飲み物を飲むと歯の表面のエナメル質がゆっくり溶け始めます。そして飲食後40分ほどで、溶けた歯の表面がカルシウムなどの定着によって修復される「再石灰化」が始まり、歯はもとの状態に戻ります。
つまり酸性の飲み物をだらだらと飲んでしまうとエナメル質は溶け続け、むし歯になりやすくなるのです。
お酒を飲む時は、長時間飲み続けることが多いですよね。そして酔っぱらうと、つい歯を磨かずに寝てしまう方も多いのではありませんか?それではお口の中は大変なことになってしまいます。
■酸によるむし歯を防ぐ方法って?
おすすの方法は、酸性の強い飲み物を飲んだ後に、かならず水で口をすすぐことです。
水はアルカリ性で酸を中和しますので、むし歯になりにくくなるというわけですね。
毎日の歯磨きに加えて、みなさんも、ぜひ実行してみてくださいね